建設部門
鉄筋コンクリート造(RC造)
私たちは鉄筋、鉄骨コンクリート建築を創っています。地震や災害に最も強く100年住める住宅建築です。コンクリート躯体は隙間がなく気密性が非常に高く、発砲断熱材などの断熱材を用いられたRC造住宅は、床や天井付近などの温度差が少ないのが特徴です。断熱性や気密性の高さは、冷暖房の効率に直結するため非常に高い省エネ効果が期待できます。
RC造住宅の主な材料であるコンクリートでは不燃材料です。つまりRC造住宅は、家全体が耐火構造といえるのです。RC造住宅はもちろん、防火地域にも耐火建築物として建築可能です。
RC造住宅は、外部の音エネルギーをコンクリートが遮断する為、遮音性能が非常に高くなります。180mm厚のコンクリートは、透過損失-50db以上の性能を持ちます。これは、外が交通量の多い道路(80db)でも、室内への音エネルギーの侵入を遮断するので、室内では深夜の住宅街の静けさ(30db)となります。RC造住宅は床もコンクリートな為、上下階の音を遮音する効果があります。
また、木造住宅では難しい大空間も可能で、何十帖もあるリビングやビルトインガレージなどはもちろん一階を店舗やオフィスにすることも出来ます。これら自由度の高い設計が可能なRC造住宅の大きなメリットです。
鉄筋コンクリートの効果
- 圧縮強度が高い
- 適切な維持管理で耐久性が期待できる(鉄筋を保護する性能がある)
- 耐火性がある
- 水密性が高い
- 任意の形状にできる
- 引張強度が小さい
- 伸び能力が小さい(剛性を期待する場合は長所)
- ひび割れが入りやすい
- 解体に費用がかかる
- 設計者、製造者、施工者の技量や管理体制によって、品質や性能が変動する
鉄筋工事の重要性
鉄筋コンクリート構造のコンクリートの中には、外からは見えませんが、骨組みとなるかご状の鉄筋が埋め込まれています。
この鉄筋を建物の構造図にしたがって組み立てていくのが、私たちの仕事です。
鉄筋コンクリート構造は、橋梁・トンネル・高速道路・地下鉄に至るまで、私たちが生活し、行動する基盤になるほとんどの建築物に用いられています。